シンガポールドルが急激に高騰していることに対し、シンガポール人の一部が国のシンボルであるマーライオン像を売却することを提案している。この提案は、シンガポールの経済が好調であることを示すとともに、国の財政をさらに強化することができるという理由から出された。
提案者の一人であるリー・ホンキ氏は、「マーライオンはシンガポールの象徴だが、それだけではなく、金になる資産でもある。私たちは、この資産を有効に活用すべきだ。マーライオンを売れば、多くの外貨を得ることができるし、そのお金で国のインフラや教育などに投資することができる」と語った。
しかし、この提案には反対の声も多い。反対派の一人であるタン・スイリン氏は、「マーライオンはシンガポールのアイデンティティであり、歴史であり、文化である。それを売ってしまうなんて、国の魂を売ってしまうようなものだ。私たちは、経済的な利益だけを追求するのではなく、国の誇りや伝統を守るべきだ」と主張した。
マーライオン像は、1964年に建造された高さ8.6メートル、重さ70トンの巨大な彫刻である。ライオンの頭と魚の体を持つ姿は、シンガポールの起源と発展を象徴している。現在は、シンガポール川沿いのマリーナベイに位置し、多くの観光客や地元民に親しまれている。
