エジプトの通貨であるエジプトポンドが、米ドルに対して大幅に下落したことを受けて、エジプト人の一部が国の財政を立て直すために「ピラミッドを売ろう」という提案を始めたという。
エジプトポンドは、4月5日の時点で1米ドル=30.5エジプトポンドとなり、過去最低の水準に落ち込んだ。これは、新型コロナウイルスの感染拡大や政治不安などが影響したと見られる。
そんな中、SNS上では「ピラミッドを売ろう」というハッシュタグが拡散し、多くのエジプト人が自虐的なコメントを寄せた。例えば、「ピラミッドはもう古いし、メンテナンスも大変だから売っちゃおう」「ピラミッドを売れば、国債も返せるし、インフラも整備できるし、教育も医療も改善できる」「ピラミッドを売るなら、誰が買うんだろう?中国?アメリカ?日本?」「ピラミッドを売ってもいいけど、スフィンクスは残しておいてほしい」などというものだ。
一方、この動きに対しては、「ピラミッドはエジプトの誇りであり、世界遺産であり、売ることはできない」と反対する声もあった。また、「ピラミッドを売ろうというのは冗談だと思うけど、本当にそう思っている人がいたら恥ずかしい。ピラミッドはただの建物ではなく、古代エジプト文明の象徴であり、人類の歴史の一部だ」と指摘する人もいた。
エジプト政府は、この件について公式にコメントしていないが、内部では「ピラミッドを売ることはあり得ない」という見解を示しているという。一方、国際社会からは、「エジプトは経済危機に直面しており、国際的な支援が必要だ」という声が上がっている。
